退職理由の本音と建前について考えてみる
退職を申し出てから1か月が経過しました。次の移住先の公営住宅に入居できるようになってから退職の申し出をしていたら入居しなければならない日までに間に合わないため、入居できるかどうか決まっていない状態で先に退職を申し出ました。退職時のルール通り申し出から退職まで1か月以上前です。こうするか次の移住をあきらめるかで悩んだ末の無謀な決断です。
ところで退職を申し出た場合「辞めないで」と引き止められることがあると思います。何となく優しさを感じますが、何度も言われると気分がいいものではありません。退職の理由が何であれ時間をかけて説明しているのにしつこく引き止められるとこちらの気持ちを理解されていないようで残念です。自分は今この状況下にいます。
普段、仕事のことに関しては親切に対応してもらえていても、こういうところで本来の姿というか、結局すべては仕事のための演技のように見えてしまいます。まだ4か月程度の仕事上の付き合いで、しかも仕事以外の話しはほとんどしたこと無いのに、お互い信頼関係を築ける訳もありません。
退職理由は簡単に言えば「移住環境が合わないから」ですが、職場環境が全く関係ないわけではありません。一般的に退職を決める場合いくつかの理由があると思います。その理由の一つ一つが積み重なり自分の中の許容量を超えると「もう無理だ!」となると思います。また、その理由一つ一つの容量も異なり、小さなものから大きなものまで様々で、場合によっては一つの理由で許容量を超える場合もあると思います。なのですべての理由を言わなくてもその背景には職場に対する不満も潜在的にあるということは察して欲しいものです。
余程自分たちの職場に誇りがある、中間同士のコミュニケーションもとれていて、礼儀礼節もしっかりしていると自信をもって言える職場なら、この職場のどこが不満なのかと疑問を感じられても仕方ありませんが、正直、初日の一瞬で「ここはダメだな!」とわかるような職場でした。案の定、挨拶をしても完全に無視する人もいます。たまたまタイミングが悪かったと思いきや、次会ったときもその次も挨拶しても知らんぷり、自分より年上に見える人なのに「この人今までどんな人生生きてきたんだろう、挨拶もできないなんて」と残念な気持ちになってしまいます。他の人たちも基本的によそ者とはしゃべらない、相手にしない人たちが多いです。
それでもこれらのことや職場、仕事を退職の理由としては何も言っていません。雇ってもらっているという感謝の気持ちもあるので職場の不満を退職理由として言いたくないという気持ちがあるからです。ただし、先ほどの許容量の中の一部であることは間違いありません。相手(直属の上司)が納得しようがしまいが本人の気持ちを尊重してもらえたらありがたいです。「今までありがとう、これからも頑張って、お元気で…」と言ってもらえたらどんなに清々しい気持ちで去ることができるでしょうか。辞める立場の人間から言うことではありませんが…。
まだ次の移住が確定したわけではないので、こちらとしてもあまり強気な態度はとれません。申し込んでいる公営住宅に入居出来なければ、今の職場に残らなければならない可能性もあるので言動や振る舞いには失礼の無いよう気を付けています。こういう駆け引きは出来ればしたくありません。
いい職場に巡り合えるかどうかは移住が成功するか失敗するかを左右する大きな要因であることを実感しています。
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