これまでの移住の経過を振り返ってみます

文字ばかりで殺風景なこのブログを読んでいただきありがとうございます。
次の移住先へ移住出来るかどうかは申し込んだ公営住宅の選考結果を待つのみとなりました。あと2週間ほどです。自分がなぜ移住したのか、これまでを振り返ってみたいと思います。

移住した理由は、ひとことで言うと実家を去らなければならなかったからです。住み続けられる場所があるのに移住したいと思ったわけではありません。できることならば最期まで住みたかったです。実家を去らなければならなかった理由は、おもに実家の老朽化と実家裏山の災害の危険性が高まったことですが、それ以外にもこの先住み続けていざ賃貸に引越そうにも年齢的に借りにくくなることや、近隣の市の公営住宅に入居しようにも連帯保証人が必要なことや入居者が抽選で決まること、実家の持ち主が兄であるため兄が元気なうちに解体してもらいたい(そのために家賃を払っていました)、また、地元の賃貸物件を借りられても収入に余裕が無いため(再雇用で収入が減ったため)住み続けられるか心配なことなどです。

県内、県外どこに住むにしても趣味のロードバイクだけはやめたくない、それだけは続けられる環境に住みたいという気持ちは常にありました。しかし…。

地元の賃貸を借りるか県外に出るかで2年ぐらい悩みましたが、収入面で県外に出ることを優先的に考えることにしました。県外といっても北から南まで様々なところがありますが、決めたのは若いころ住んでいた(会社の寮です)ことのある県の中で良さそうなところ(市)です。その市の移住相談窓口に連絡を取り現地の見学に行きました(2024年12月)。しかし、その市の求人をいくつか応募しましたがすべて年齢を理由に断られました。仕方なくその市は諦めて同じ県内で仕事を探したところ別の市で何とか見つかりました。ただし時間的に余裕が無かったため、もしこの求人に応募して断られたら県外へ行くのは諦めて地元の賃貸を探そうと思っていました。今となってはこれが運命の別れ道だったのかも知れません。時間的に余裕が無かったのは移住することを考えているため今年度の自治会の役員を断っていたこと、決断が長引くと冬を迎え引越しが厳しくなるためです。

仕事が決まり次は住むところを探さなければなりませんが、何か月も時間を費やすわけにもいきません。その市はその県内でも一番といっていいほどの人口密集地だったためその周辺の地域で物件を探していました。時間もないので住環境などにこだわっているわけにもいかず、とにかく通勤に無理のない範囲で決めるしかありませんでした。今思えばこの時点で本来の移住の目的からは方向がずれていたと思いますが、冷静になれる状況ではありませんでした。

物件の内見のため現地の不動産会社に向かいました。自分のチェック不足ですが希望していた物件は連帯保証人の必要な物件でした。家族が誰もいないわけではありませんが、頼みたくないですよね。現地へは新幹線などで往復8時間ぐらいかかっているため物件を決めるにも時間的余裕はなく、その日の内に決めて帰らなければなりませんでした。結局、不動産会社近くの連帯保証人不要の物件に決めて帰りました。

何となく、ここまでは運良くうまく事が運んでいるという気がしていました。引越し当日は自分のクルマで高速道路経由で現地へ向かいました。不動産会社で物件のカギを受け取り、いざ物件へ。もろもろの手続きのため仕事の開始は引越しの約10日後にしてもらいました。ここまでは”移住失敗”という気持ちは全くありませんでした。移住したからにはもう地元へ帰る気持ちはありませんでしたし、最期をこの地で迎えるものと思っていました。それくらいの覚悟はありました。

仕事開始から1週間後ぐらいから「この仕事無理かも…この会社無理かも…」と思うようになり、住環境もだんだんとわかるようになってきて「自分の好きな感じの街じゃないな」と思うようになりました。それでも仕事をすぐに辞めるわけにもいかず、「年金生活になるまで何とか頑張ろう」、賃貸契約も2年更新なのでちょうど2回目の更新前まで住めば年金受給のタイミングになるので、それまではここに住もうと思っていました。

しかし、日に日に職場の人間関係、住環境、車の多さ、ドライバーのマナーなどいろいろなことにストレスを感じるようになり「撤退したほうがいいかも…」という気持ちが湧き上がって来ました。そのころはもう2回目の賃貸契約更新時まで(4年後)という気持ちはなく、そこまでは無理だと思っていました。それでも年内に撤退するとは思っていませんでした。最初は2年後の賃貸契約更新時前まで、その後だんだんと短くなりついに最速で撤退することにしました。その最大の理由は、たまたま地元のお隣の県に連帯保証人不要の公営住宅があることを知ったからです。今は民間の賃貸物件に住んでいますが、将来的には公営住宅に住もうと考えていたため今がチャンスだと思いました。このことを知らなければここに住み続けなければなりませんでした。

結果はまだわかりませんが、応募した物件の内第2希望の物件は冬の自然環境が厳しいためか複数の物件の募集が続いているので、何とか選考で選ばれて欲しいと願っています。物件の内見や現地の見学などは行ていませんが、第1希望、第2希望とも、もともと住んでいた町と同様の山間部の町なので馴染みやすいところだと思います。

以上が今までの移住の経過です。


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